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2021年帰国者隔離体験記 その2 待機ホテルの様子

こんにちは!旅するボタン屋、更紗屋雑貨店のmeikoです。

1つ前のエントリーで、空港到着からホテルへの移動直前までの様子をご紹介しました。

2021年帰国者隔離体験記 その1

今回は、実際に3泊4日滞在したホテルの様子をお伝えします。

こちらが私が宿泊した部屋です。ホテル名は伏せておきますが、空港にとても近い場所にありました。

体験談で、都内のAホテル等小さな部屋で窮屈だった、というものを読んだりしていたのである程度覚悟していましたが、私はラッキーだったと思います。

壁掛けのテレビ、窓際に作り付けられたソファ、そしてデスクワークのできるスペースに加え、丸テーブルが一つ置かれているのがありがたかったです。毎回の食事はこのテーブルの上で楽しみました。

ベッドは広々としたダブルサイズ。パジャマの用意もありました。また、入り口付近のスペースも広く、スーツケース2つを広げたままにしておけたのもありがたかったです。

入り口すぐ右に冷蔵庫があり、その上のスペースにはお茶や湯沸ポットが備え付けられていました。ティーバッグの緑茶にコーヒー(ドリップバッグ)、紅茶があり、なくなったらフロントに連絡して追加してもらうこともできたようです。

ペットボトルのお水も補充してもらえました♪

ユニットバスですが、バスタブが大きくて洗面台も広く、快適でした。

新築のホテルのようで、設備はピカピカでした。もちろんウォッシュレット。

窓から見える景色がこちら。右にあるのは建設中の橋のようでした。対岸には羽田の第3ターミナル。

と、このような環境で3泊4日を過ごしましたが、かなり当たりのホテルだったと思います。

窓の外の景色が見られるので閉塞感もなく、設備も新しいのでとても快適でした。なんなら2週間ずっとここでもいいけどなぁ…とも(笑)

行く先のホテルは自動的に割り当てられるので、希望を聞かれることなどはありませんでした。そして一度入室すると、部屋の外に出ることは一切許されません。扉を開けられるのは、基本的に1日3回のお弁当の受け取り時、そして最終日にPCR検査の検体を提出する時だけでした。

なお、待機中のスケジュールはこんな感じでした。※到着日は待機期間に含まれず、6日に到着した場合は7日が待機1日目としてカウントされます。

待機期間中に毎日することとしては…

・MY SOSアプリから体温や体調の報告

・ランダムな時間にMY SOSアプリかかってくる「居所確認」のビデオ通話と位置情報確認メッセージに応答する

の2点で、これはホテルを退所してからも15日間の待機期間中は毎日継続して行われました。

ビデオ通話、と書きましたが、実際には話をせずに自分が今いる場所がわかるように顔と背景を30秒ほど画面に写す作業になります。会話することはありません。これがなんとも監視されているようで、地味にイヤな時間でした。

ホテル待機中はもっぱらPCで仕事や情報収集をしたり、Twitterを眺めたり、アマプラを観たり持参したSwitchで桃鉄をしたり…と、引きこもり万歳生活でした。

その間食べたお弁当の一部をご紹介。

朝ごはん

昼ごはん

夜ご飯

お弁当はどれも冷えていましたが、味は悪くなかったです。野菜は少ないものの比較的上品な味付けのものもあり、安心して食べられました。ちなみに毎回、紙パックのおーいお茶が付いてきました。

個人的には特に不満もなく快適に3泊4日を過ごしたのですが、事前情報等を元に持っていってよかったものを少しご紹介します。

お菓子類。フランスのスーパーで購入したものを毎日少しずつ食べてました。私はりんごを2個持ち込みましたがノーチェック。大量に持ち込むと検疫前に探知犬に検知されることも。その場合は検疫所でチェックしてもらった上で持ち込めます。(同じグループだった女性がたくさんのリンゴやバナナを持っていてチェックされてました)ちなみに、サラミやハムなど肉の加工品は持ち込み禁止なので見つかると没収されます

好きなふりかけを持って行ったのも良かったです✨ これで冷たいご飯を騙し騙し食べました☺️

インスタントのお味噌汁。私のホテルではお味噌汁の提供がなかったので、持って行って正解でした♪ カップスープやインスタントラーメンなども、小腹が空いた時に便利かも。

備え付けのコーヒーや紅茶もあるのですが、お気に入りのティーバッグもあると便利。お湯だけはたっぷりあるので、何種類かのお茶をフランスのスーパーで買って持参しました。

入浴剤も。到着日にこれを使って3ヶ月ぶりにゆっくり湯船に浸かったときは幸せでした

室内清掃はないので、使用後のバスタブを綺麗にするスポンジがあると便利だったなぁとも。

そんなこんなで3日間の待機期間の最終日の朝、朝食の前に配られたのがこちら。

PCT検査用の唾液採取キット。採取できたら、ビニール袋に入れてドアノブに掛けて提出します。

検査の結果は、昼食を終えて14時50分ごろ、部屋の電話で知らされました。

「陰性だったので、荷物をまとめて退所してください」と告げられ、慌てて荷物をまとめて部屋の外に出ました。退所の際は入所の時とは違って荷物運びもセルフサービス。同じく陰性を告げられた人々が次々にエレベーターホールに集まってきて、この時初めてスタッフ以外の他の帰国者の存在を認識できました。

退所時のバス。大体15人前後が大型バス1台で移動して羽田空港第3ターミナルを目指します。

3日ぶりの空港。ここで解散して、それぞれが確保した手段で残り12日間の自主隔離場所へと向かうことになります。

私は東京都内に住む妹のアパートで待機させてもらったのですが、そこへ移動する前に、あらかじめ2個あるスーツケースのうちの1個を、第3ターミナル内にあるヤマト運輸のカウンターから自宅に発送しました。

待機場所まではバスや地下鉄、JR等の公共交通機関(流しのタクシーを含む)が使えないため、身内や友人の送迎がない場合はチャーターしたタクシーやレンタカー等で移動しなければなりません。

私は事前に予約しておいた乗合のリムジンタクシー「nearme」(ニアミー)を利用しました。3000円で東京23区内ならどこでも送り届けてくれるサービスです。

通常、コロナ対策をしたハイヤー(チャータータクシー)で羽田から都内に移動すると1万円以上(平均1万5千円程度)掛かるので、ニアミーはとても安価で助かりました。乗合タクシーなのですが、私が利用した車輌に同乗したのは他に女性が1人だけだったので、スムーズかつ短時間で目的地まで行くことができました。(空港から近い順に乗客を降ろしていくスタイル)

スーツケースも1個は無料で運べます。(2個目からは1個につき1000円の追加料金が必要)とても便利なので、都内までの移動手段に困ったらぜひニアミーを使ってみてください。オンライン・アプリから予約ができます。

ニアミー webサイトへ

以上、私が体験した2021年9月の帰国者隔離ホテルでの様子でした。

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