鹿児島&ブルゴーニュ暮らし
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「日本美術の源流」展 都城市立美術館へ

こんにちは!旅するボタン屋、更紗屋雑貨店のmeikoです。

母の誘いで、今日は都城までドライブ。目的は、都城市立美術館で開催中の「日本美術の源流ー雪舟 ・ 狩野派から近代美術ー」展です。

館内は撮影禁止だったため、画像はありません。が、その分、じっくりと作品やキャプションの内容を味わうことができた気がします。

撮影OKの展示は記録にもなるし、展示会後でも見たい時にいつでも確認できる良さがあるのですが、だからこそつい撮影に夢中になってしまい、後で後悔することも。

その点、今回は久しぶりに、一つ一つの作品と向き合い、目と胸に刻み込むように鑑賞できました。これもある種のデジタルデトックスですね…

印象に特に残っているのは、やはり最初のコーナーの雪舟の作品、そしてメインビジュアルにもなっている鹿児島出身の木村探元の富嶽雲烟之図。色を用いず墨のみで表現される情景は、それゆえに雄弁で普遍性を帯びるのだと改めて感じました。

そして、郷土鹿児島や日向など南九州の作家たちや、彼らを重用した当時の権力者たちの存在が、日本美術の「源流」に及ぼした影響の大きさを初めて知ることができました。立地上、日明貿易の時代から異国の文化や芸術との接点があったからこそ生まれた作家、作品がある…異文化の受容と変容に興味がある私にとってはとても刺激的な展示でした。

なにより、希少な作品を集めてその時代背景や雪舟から後世へと連なっていく作家たちとの関係性、変遷を網羅し、一冊の本を編むかのように構成したキュレーター、学芸員の手腕が素晴らしいと感じました。鹿児島ゆかりの作家たちの作品も多数展示されていて、こんなに素晴らしい展示会が隣県宮崎で開催されていることがちょっと羨ましく、悔しくもありました。

ミーハーに言ってしまえば、雪舟に円山応挙、横山大観などビッグネームの作品を一堂に集めた、こんな辺境の地ではまたとないほどのおいしい展示会でもあります(笑)

12月5日までの開催なので、ぜひお早めに!入場料は1000円ですが、都城市立美術館のサイトで100円引きのwebクーポンもあります✨

都城市立美術館ホームページはこちら

今日もここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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